ファンデーションで肌が荒れる?肌荒れの真因とは!②


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本日は、昨日UPした 【ファンデーションで肌が荒れる?肌荒れの真因とは!①】の続きになります^^

化粧品の基本組成は水・油・界面活性剤!
スキンケア化粧品もファンデーションも、その他メイクアップ製品も基本組成は同様
ファンデーションに使用される油は、付着性・撥水性・撥油性が考慮される

という概要でした^^

 

〇ファンデーション頻用オイルの安全性は◎!!!!

ファンデーションに多用されるオイル類(ミネラルオイルやワセリン等)シリコーン油…..
共通する特徴は、超安定ということです。
つまり、空気中に置いていても、肌の上に乗っけていてもなかなか変質しません

美容が好きな方は必ず聞いたことがあるであろう”ω3(オメガスリー)脂肪酸”
実は、このオイルは変質します

分子構造でいうと、端から3番目の炭素に二重結合があるからω3という名前なのですが、


サントリー健康レポートHPより引用
https://health.suntory.co.jp/omega/library/omega3_6/

この二重結合は切れやすいので、分子は変質しやすくなってしまいます
片手を繋いでも苦じゃないけど、いつも両手を繋いでいると動きづらくってしょうがないので、手を放したくなるのです。

天然の保湿クリームと言われる皮脂も、放っておくと酸化し、過酸化脂質という刺激性分になってしまいます。

一方、ミネラルオイルワセリン水添ポリイソブテンなどなどは、二重結合がありません
シリコーンオイルは別の理由で変質しにくいのですが、ここでは省略(^^;)
小文字で結合エネルギーとか言い出します。


変質しない
ということは、反応しない=刺激にならない=安全ということができます。

日中の長い時間お肌を守り、また使用期間も長いファンデーションには、安定性の高い油がメインの基材に使われています^^
使用中に変な匂いがしたら嫌ですしね(^^;)笑

中には、肌の柔軟効果や、その化粧品の価値を高めるために、植物オイルが使われることもよくあります。
ファンデーションは一日の終わりには、しっかりオフしてあげましょう。

 

〇水にも油にも馴染まないということは….

先日の記事で記述していますが、シリコーン油フルオロアルキルシリコーンは水にも油にも馴染みにくい性質があります。

油汚れは油に浮かすか、界面活性剤で包み込んで落とすことになるのですが、
油に馴染みにくいということは、クレンジング剤でも落としづらいということになります。

クレンジング・洗顔のメカニズムは以前こちらでまとめたので、ご参考ください♪
★【クレンジングいろいろ、何が違うの?】

界面活性剤は、半分水に溶けて半分油に溶けるいわば中途半端な性質なので、
クレンジングオイルよりも油汚れを取り去る能力は弱くなります。

シリコーン油の中でも、比較的落としやすいもの・落ちにくいものもあるので一概には言えませんが、
落ちにくいファンデーション程、強力なクレンジング剤が必要になるため、
肌の保湿成分まで洗浄してしまったり、摩擦によってダメージを与えてしまう懸念があります。

 

〇肌荒れの真因は、

『メイクアップをする』という日常において肌荒れをしてしまうのだとしたら、
その真因はファンデーション自体による肌へのダメージではなく、洗浄によるものだと考えられます。

落ちやすいファンデを使っているときは、優しい洗浄を。
落ちにくいファンデでがっつり洗浄した時には、しっかりスキンケアを。

この時のスキンケアは、『取り去ったものを補う』ことが有効と考えられますので、
三大保湿因子である
①NMFの約40%を占めるアミノ酸や、
②細胞間脂質の約50%を構成するセラミド
③皮脂の25%を構成するトリグリセリド変質しにくいスクワレンロウ類
などを補うと、実効感が得られやすく、オススメです^^


〇顔料や染料は肌に悪いの?

まず、言えることは全ての物質に”100%安全”と言い切ることはできないといことです。
水だって、飲み過ぎれば水中毒になるくらいです(>_<)

その中でも、顔料比較的安全な成分と言えます。

特に有機顔料(タール色素)は、固体として肌の上に乗っかっています
ほとんどの場合、物質が反応するときには、溶ける必要があるので、
固体として存在している顔料は反応しにくいのです。

ところで、肌に優しいイメージが強いミネラル成分は顔料の一つですが、
イオンとして一部水に溶ける可能性があります。
ミネラルウォーターは、ミネラル(鉱物)のイオンが溶け込んでいるお水のことですよね^^
ミネラルファンデーションだけでなく、ファンデーションの色付けには赤・黄・黒の酸化鉄や、白の酸化亜鉛、酸化チタンなど鉱物が多く使用されています。
金属アレルギーの方は、汗などで水に溶けた金属成分が皮膚のタンパク質と結合することによってアレルギー反応が出てしまうことがあります。

金属アレルギーの自覚がある方は、
ミネラルファンデーションをカウンターでタッチアップしてもらい、一日様子見してみるなどしてみましょう^^
私は金属アレルギーですが、ミネラルファンデでは感作されませんでした♪^^

一方で、染料は顔料と異なり水に溶ける性質があります。
ミネラル成分と同様に、タンパク質と結合するとアレルゲンとなる可能性があることは事実です。

一般に、健康な皮膚は外部からの侵入を防ぐことができるため、
例えお肌に触れたとしても、その物質を簡単に吸収されることはほとんどありません

ファンデーションで染料を使用することは稀なので、闇雲に心配することもないでしょう^^

 

〇乾燥肌の方にオススメファンデは…
最近の化粧品技術はとっても発達していて、以前のように
「オイリー肌はパウダー、乾燥肌はリキッドかクリーム」
という使い分けはされず、
使いやすさ・好みのテクスチャー等で選ばれる時代になってきました。

粉体に表面処理をすれば、撥水性・撥油性を高めることもできます。
が、

パウダリーファンデーションはなんだかんだ、
既に油中・水中に粉体分散しているリキッド・クリーム系よりは油分を吸着しやすいものです。

乾燥がとっても気になっている方は、エモリエント効果の高い油分多めなクリームが合っていますが、
手軽さが魅力なパウダリーは魅力!
パウダリーを使用するときは、しっかり下地でカバーしてあげてください^^

 

〇エタノールってどうなの?
ファンデーションでは、溶剤としてエタノールを配合することがあります。
ファンデーションに限った話ではありませんが、
アルコール過敏症の方は、エタノール入りは避けてください

これは、エタノールが悪の物質と言いたい訳ではなく
当然のことながら、エタノールに限らず、合わない成分がある場合は、
全成分表示を見て、避ける必要があるのです。

アルコールパッチテストは様々なところで行われていて、
エタノールによるかぶれは、自覚している方が多いと思います。

また、春時期は花粉症の影響などでお肌が過敏になりやすいので、
これまでなんともなかった方が、敏感に感じることもあります。

お化粧品の場合、刺激を感じても、すぐに使用を辞めれば炎症は最小限で抑えられます

お肌の状態が良いときは、もちろん問題なく使用ができますので、
エタノール由来のさらりとしたテクスチャーや、
スキンケアでは浸透効果など、
エタノールにしかできない役割を楽しんでみてください^^

 

 

美しくなるための化粧品なのに、

なぜか、「化粧品は肌に悪い」と言われることもあります。

ところで、キムチって、発酵食品で身体に良さそうですけど、
風邪をひいて弱っているときにキムチ鍋なんか食べたら、「刺激つよ!」てなりますよね。

この場合、「キムチが悪い食品!」ではなく、まず「風邪を治そうね」という話になります。

化粧品も、お肌が健康であれば、有効に働く成分がたくさんあります
でも、お肌が弱っていたら刺激になることもあるので、「ちょっと今は辞めとこうか^^;」となるだけのこと。

お肌が弱っている原因が、ストレスか、誤ったお手入れか、体質かは人それぞれですが、
化粧品は薬ではないので、弱ったお肌を治す効果はありません。

ただ、誤ったお手入れによって肌状態が悪くなっているのであれば、
お手入れ方法を改善すれば、肌質も改善します。

化粧品が悪いというよりは、使い方。

一つ言えることは、化粧品を適切に使えるように、業界が消費者を導いているか?というと、
まだ足りないと思います。

日本化粧品検定協会さんをはじめ、化粧品成分検定協会さんANSEMさんなど、
科学的に正しい情報を普及する団体が増えており、美容業界は必ずいい方向に行くと信じています!

化粧品を完全にビジネスツールとして使っている業者さんの逆風がすごいですが(^^;)笑

私も助力できるよう、精進して参ります…!!

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about me

理系美容家かおり
理系美容家 かおり

【Profile】
平成元年5月31日生まれ。
東京都八王子市生まれ宮城県仙台市育ち。
名古屋工業大学大学院工学研究科物質工学専攻卒。
東京都在住。

中学生まで副生徒長を務める等の優等生キャラを卒業し、高校デビュー。
メイクアップによる外観変化と内面へ与える影響について感銘を受け、化粧品研究員を目指す。

学生時代は自分磨きで人見知りを克服。読者モデルとして名古屋で活動するも、膨大な時間とお金を使った同じ方法を勧められないことに気付く。

”美容の本質”を追及するため、学術的な美容情報を探すも「中立」で「科学的に正しい」情報が安易に手に入らず、情報発信者となることを決める。

2014年製造業へ就職し、ケミカルエンジニアとして従事し、ものづくりについて学ぶ。
医薬品、医薬部外品及び化粧品に関わる新規事業立上げを経験。

2016年『理系美容家』として活動開始。
研究会や学会などで取得した知見を美容業従事者や一般向けにわかりやすく情報公開し、美容の情報リテラシー向上に努める。

2019年30歳の誕生日に独立。

現在は美容セミナー講師や記事監修、化粧品開発サポート等を行う。

【所有資格】
物質工学修士
コスメコンシェルジュインストラクター
化粧品成分検定上級スペシャリスト
ダイエットプロフェッショナルアドバイザー
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デントフェイシャルケアセラピスト

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