世界的に「健康ブーム」な現代。
「人生100年時代」と言われ、未知の高寿命社会に突入していく不安感からか世間の興味は健康寿命を延ばすことに向いているようです。
例に漏れず、私も日ごろの運動や睡眠、バランスの良い食事とサプリメントの摂取など、健康には気を遣っているつもりです。
さて、今日は”サプリメント”について少しお話です。皆さんは通常サプリメントを摂っていますか?
1.まずは”ベースサプリ”から始めよう!
厚労省による日本人の食事摂取基準によると、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの五大栄養素については推奨摂取量が定められており、
習慣的な摂取量が推奨量以下の場合は「不足のリスク」があることを示しています。
同時に、「過剰摂取によって健康障害が生じるリスク」がある点にも注意です!
図は”概念図”のため栄養素の性質によって曲線は変わりますが、
栄養素は”習慣的な摂取”が必要で、”不足”しても”過剰”でも”健康リスク”が生じるということは間違いないでしょう。
タンパク質・脂質・炭水化物などの三大栄養素は比較的摂取しやすいものの、
ビタミン・ミネラル等は含有量が食品によって偏っているため、継続的にバランスよく摂ることは困難。
そのため、マルチビタミン・マルチミネラルは”ベースサプリ”と呼ばれ、あらゆるメーカーで販売されています。
厚労省の上記資料には記載されていませんでしたが、最近は食物繊維も加えて六大栄養素と提唱されることも多いです。
サプリ初心者さんはまず六大栄養素を摂取することから始めましょう!👏
まずは厚労省による日本人の食事摂取基準を目安にするといいと思います!
2.効果実感するためのサプリ摂取のポイント
基本の栄養素をしっかり摂った上でも、ヒトによって様々な悩みを抱えているもの。
それぞれに合ったサプリメントを摂って欲しいのですが、効果をしっかり実感するためのポイントについてお話したいと思います。
その前に、前提として成分の経口摂取による効果の考え方、特に血中に溶け込んで運搬される成分についてお話したいと思います。
口から取り込んだ食品は胃や十二指腸、小腸などで消化され、からだの組織に必要なほぼすべての物質は小腸で吸収されます。
肝臓を通過して血液中に入った栄養素は、全身を巡り必要な場所へ送り届けられます。
もちろん、サプリメントも例外ではありません。
2-1.有効濃度を調べよう
私が特に大事だと考えているのは、成分の血中濃度。
薬理学の考え方では有効濃度以下では目的の効果を発揮させることはできません。
サプリメントは薬ではありませんが、ある成分に期待する以上、一定量以上摂取しなければ効果が期待できないことは想像できます。
事実、有効成分の経口摂取による体質改善に関する特許を読むと「好適摂取量」が記載されているので、種々サプリメントはこれらを目安として含有量を設定していると考えられます。
成分が複合的に入った美容サプリメントの場合、各成分量が少ない場合もあります。
私は、サプリメーカーや原料メーカーが出している特許から好適摂取量の目安を調べ、その量がまかなえるかどうかで、美容サプリを判断したりします。
2-3.続けられる物を選ぼう
同時に、習慣的な摂取も大切です。
血中に取りこまれた成分はやがて代謝され排出していまいます。
濃度が低下するタイミングで摂取し続けると、効果の持続性にも期待できるでしょう。
本当は、成分ごとに摂取のベストなタイミングはあるものですが、
・法律上、薬でないものは飲むタイミングをサプリメーカー側から指定できない
・摂取のタイミングについて未だ研究されていない
などの理由によって一般消費者の私たちが知ることは困難です。
私のお勧めとしては、食後に摂ること。
・油溶性成分は文字通り油に溶解されるので、食事中の油性成分を利用した方が効率が良い。
・水溶性成分は一気に摂りすぎても吸収限界以上は体外へ排出されてしまうため、固型の食物と一緒にゆっくり吸収した方が効率が良い。
といった理由です。
もう一つ、食後の習慣にしてしまえば忘れずにサプリを摂ることができ、継続することができます👐
3.まとめ
以下、サプリメントを摂る時に気を付けたいことを3つにまとめました!
- ✔タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維の六大栄養素摂取を最優先に
- ✔サプリメントは”量”が大切。「好適摂取量」を調べて摂取!
- ✔サプリメントは“継続”も大切。お勧めは食後。自分で続けられるタイミングを見つけよう!
おまけですが、上記のためには続けられる価格も大事です。
高ければ良い訳ではないのは、化粧品と一緒ですからね^^
そして、サプリは補助的な役割。食事のバランスを出来るだけ整えることを忘れずに(^_^)