オイリー肌・毛穴・ニキビの関係とケア方法を科学的に考察!

目利きの会

オイリー肌でお悩みの方。
今回は『過剰な皮脂分泌に対するケア方法』についてご紹介していきます!

前回の研究会では「過度な洗顔をすると皮脂分泌量が増えるは本当か?」というテーマでディスカッションをしました。

「過度な洗顔をすると皮脂分泌量が増える」は本当か?

皮脂分泌のメカニズムわかったけど、実際にオイリー肌のケアはどうしたらいいのよ!

という訳で、今回の研究会テーマは「オイリー肌の実際のケア方法」についてでした✨

1.オイリー肌のお悩み「毛穴」「ニキビ」の真因

ところで、“過剰な皮脂分泌“というと、どのようなイメージを持ちますか?

先日のディスカッションの様子から、どうも「毛穴」や「ニキビ」という言葉が連想されることが多いように感じます。

毛穴については、皮脂量と毛穴が目立ちには相関があるという研究が報告されています。(文献1)

皮脂量が多い方は、皮脂に含まれる脂肪酸の一種オレイン酸”の量が多く
そのオレイン酸が毛穴をすり鉢状に凹ませている要因となっているのだそうです。

 

ところがニキビについては、皮脂が悪いとは、一概には言えません
毛穴がつまって嫌気性条件※になると、アクネ菌が皮脂を餌として異常増殖します。
アクネ菌を減らすために白血球が闘うことで周りの細胞まで傷つけてしまい、炎症が引き起こされるのがニキビです。※嫌気性条件:酸素がない状態

問題は”毛穴が詰まった”ことであり、”皮脂が多い”ことではないのです。

つまり、ニキビのような肌荒れを改善するためには、皮脂量を減らすよりも
『肌のバリア機能を正常化すること』が大切です。

 

2.オイリー肌にありがち「よく洗う」「乳液付けない」は間違い!

老舗の化粧品店を営んでいるスキンケアアドバイザーさんのご意見では、
バリア機能の正常化によりニキビ肌が改善したお客様は、
お手入れの前後でも皮脂が多く、いわゆるオイリー肌だったそうです。

お話を聞いていると、オイリー肌の方は下記の傾向があるそうです。

  • 皮脂を落とそうと洗いすぎてしまう
  • べたべたする気がするので乳液を付けない

ところが、このようなお手入れは余計にニキビをきやすくしてしまう懸念があります。

そもそも、アクネ菌とは皮膚常在菌の一種で、
私たちの肌には1平方センチ当たり100の皮膚常在菌が存在していると言われています。
我々は皮膚常在菌と共に生きており、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解することで肌を弱酸性に保ったり、保湿してくれたりしているのです。

確かに、皮脂量の多い方の肌にはアクネ菌が多く棲みついています。
餌がいっぱいありますからね^0^

でも実は、それだけではニキビができる条件にはならないのです😨

上記の通り、引き金は”毛穴のつまり”で、”小面皰”という、毛穴の”栓”のようなものができてしまうことです。

この栓ができなければ、アクネ菌が多かろうと皮脂が多かろうと、ニキビにはなりません。

この栓は皮脂と角質の混ざりもの
肌のターンオーバーが亢進角質肥厚面皰形成リスクが高まります。

つまり、オイリー肌の方の傾向にある過度な洗顔油分を補わないケアは、
ターンオーバーを早め、角質肥厚に繋がる可能性があるのです。

 

3.ニキビ用化粧品は使わない方が良い?

ニキビ寄りの話になってしまったのでついでにですが、
ニキビができてしまった後はどうすればいいのでしょうか?

皮膚科へ行きましょう!✨

ニキビ用化粧品には殺菌効果があるものが多いですが、
アクネ菌を含めたは皮膚常在菌はただ肌の上にいる分には悪さをしませんので、ニキビのない部分まで殺菌したとしても、効果は絶妙です。
毛穴の中の殺菌はさすがに難しいですよね💦

お化粧品は薬ではないので、炎症が起きてしまったら治すことはできません。
「お化粧品+お手入れ方法」で、ニキビができにくいお肌に整えることは可能です。

 

では、ニキビ予防にニキビ用化粧品(薬用)が良いのか?についてですが、

私の意見は「うーん(゜_゜)」です笑

ニキビに対する訴求は、一般化粧品では「洗浄によりにきびを防ぐ」しか言えません。
薬用化粧品では化粧水や乳液・クリーム、ハンドクリーム、化粧用油、パックに認められ、
洗浄剤では皮膚の清浄効果の他に、殺菌・消毒による効能まで認められます。

逆に言えば、洗浄料で一般化粧品と差別化しようと思うと、殺菌・消毒作用のある成分を入れなくてはいけません。
上記の通り、通常のお手入れで全顔の殺菌は必要ないと考えられるため、
「にきび用の洗顔を使う機会は…??」と考えてしまうのです(-ω-;)
皮膚常在菌を常々殺してしまうのは逆にリスキーですので、使用するとしても短期間です。

角質溶解剤であるイオウサリチル酸グリコール酸パパインプロテアーゼなどなどがいれられるケースもありますが、
ターンオーバー亢進のためにニキビ肌になっているとしたら、逆効果です。
角質肥厚性であれば、肌を潤すことによって角質剥離をしてくれる肌内酵素の働きを正常化させる方が、本質的です。

ニキビができそうな箇所にスポット的に使えばいいかもしれないですが、
使用方法としては医薬品よりで、化粧品である必要はないかもしれませんね(^^;)
「角栓が気になる鼻だけ」とかであればいいかも。笑

 

という訳で、オイリー肌さんも、ニキビ肌さんも、
角質を柔軟に保ち、刺激を与えないケアを優先すべきと考えます!
そして、角質を柔軟に保つためには、”油”つまり乳液やクリームが必要なのです。

(参考記事)

スキンケアのコツを人類の進化から視る?うるおい美肌セミナー!

 

4.オイリー肌さんへオススメのスキンケア方法

乾燥肌さんが油分が少なく乾燥しているように、オイリー肌さんは、基本的にはオイリーです。

お勧めのお手入れ方法は、

  • 刺激の少ないケアで肌表面に露出する皮脂量をできるだけ抑えてあげること
  • 皮脂吸着効果のある下地など、メイクで工夫を

この二つです。

使う化粧品が、だんだん淘汰されていきますね(^^)
いつもながらに白熱した美容研究会でした^^♪

x.参考文献

1)飯田 他, 「ヒト頬部毛穴の目立ちと肌状態」(資生堂)

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