5月に入り、本格的に紫外線が気になるシーズンに突入しました!
今年の日焼け止めは何を買おうか迷っている方もいるのではないでしょうか。
今日は、肌に優しい、高機能な日焼け止めをお探しの方へおすすめの「ヘヴンヴェール」を解析していきたいと思います!
界面活性剤によらない乳化技術「三相乳化法」を採用しているということで、とても高機能なアイテムです。
本商品は、ヘヴンヴェールをお取り扱いのキャメロン&ガブリエル様から頂戴したのですが、
「忌憚のない意見を」と仰っていただいているので、素直な感想をご紹介させて頂きたいと思います。
Index
1.キャメロン&ガブリエル「ヘヴンヴェール」の特徴と全成分
世の中に多くの日焼け止めがある中で、本商品はどのような特徴があるのでしょうか?
1-1.「ヘヴンヴェール」の価格・容量と全成分
キャメロン&ガブリエル ヘヴンヴェール
<日焼け止め化粧下地>
30g / 3,520円(税込)
【全成分】
水、ラウリン酸メチルヘプチル、酸化亜鉛、BG、グリセリン、スクワラン、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、酸化チタン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セラミドNP、クリスマムマリチマムカルス培養液、エリンギウムマリチムムカルス培養液、フランスカイガンショウ樹皮エキス、トコフェロール、ニオイテンジクアオイ油、アーチチョーク葉エキス、オレンジ油、水酸化Al、ペンチレングリコール、ホホバエステル、イソステアリン酸、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化鉄、t-ブタノール、ポリヒドロキシステアリン酸、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、フェノキシエタノール
1-2.「ヘヴンヴェール」の特徴
すばり、ヘヴンヴェールの特徴をまとめると以下の通り。
- 外箱のディティールが可愛い!
- 紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方
- SPF45 PA++++で紫外線防止効果が高い
- 界面活性剤不使用(「三相乳化法」採用)
- 紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方
- 白浮きしない
- ウォータープルーフ
- 石鹸で落とせる
- みずみずしい新感覚テクスチャー
- 塗り直し不要
非常に多くの特徴を持っております!
何故、これだけのことを実現出来るのでしょうか?解析していきたいと思います!
1-3.「ヘヴンヴェール」の使い方
本製品は日焼け止め化粧下地なので、スキンケア後の肌に適量塗り拡げたらファンデーションやお粉で仕上げをすることも可能です。
色味は殆ど付かないので、お手持ちの下地を重ねてもOKです。
使用量はパール~小豆大くらい。
レジャーや長時間の外出など、紫外線を強く浴びるときには小豆大2個ほどの量を重ね付けが推奨されています。
普通、日焼け止めの説明書きには『2~3時間置きに塗り直してください』と記載がありますが、
本製品のパンフレットには「塗り直し不要」の文字が…!
その理由こそ、2-4.界面活性剤不使用(「三相乳化法」採用)で解説する「三相乳化法」にあります!
1-4.「ヘヴンヴェール」はこんな人におすすめ!
- 使用感の良い日焼け止めをお探しの方
- 透明感の高い日焼け止めをお探しの方
- クレンジングはライトに済ませたい方
- 汗水に強い日焼け止めをお探しの方
- 紫外線吸収剤が苦手な方
- 三相乳化処法を試してみたい方
2.「ヘヴンヴェール」の特徴を詳しく解析!
それでは、上記の特徴の中から、抜粋して解析していこうと思います!
2-1.外箱のディティールが可愛い!
まず目に入るのが、可愛い天使ちゃん♡
キャメロン&ガブリエルさんの社名の由来にもなっているみんなに幸せをもたらす美しい天使「キャメロン」なのだと思います。
幸せの四つ葉のクローバーのグリーンも爽やかで、とても可愛らしいデザインになっています。
2-2.紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方
本製品に使用している紫外線防御剤は紫外線散乱剤である「酸化チタン」と「酸化亜鉛」。
いわゆる「ケミカル」と言われる紫外線吸収剤不使用のアイテムです。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違いは以下の通り。
紫外線散乱剤の白浮きについては採用する粉体の形状や量によっても変わりますが、
酸化亜鉛の方が酸化チタンよりも白浮きしにくい傾向があります。
紫外線吸収剤についてご興味のある方はこちらの人気記事を御覧ください(^^)
2-3.SPF45 PA++++で紫外線防止効果が高い
ノンケミカル処方の日焼け止めでは、SPF・PA値を高くするために粉体の配合量を多くする必要があるため、白浮きやきしみ感が出やすいという特徴があります。
本アイテムは酸化亜鉛リッチの処方で高紫外線防御効果を実現していますが、透明感ときしみ感のない滑らかなテクスチャーを両立させているのがすごいです!
どうやら、三相乳化法を用いた独自の乳化法に秘密があるようです。
2-4.界面活性剤不使用(「三相乳化法」採用)
白浮き&きしみレス、ウォータープルーフなのに石けんで落とせる、新感覚テクスチャー、高SPF値、塗り直し不要など…
ヘヴンヴェールの様々な高機能性を兼ねているのが「三相乳化法」という乳化法です。
神奈川大学の特許技術で、一般的な乳化剤として用いられる界面活性剤を使わずに、
水にも油にも溶けない「ソフトナノ粒子」を乳化剤として使うことで、油を水中に安定的に分散する方法です。
ヘヴンヴェールでは、おそらく「ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース」という成分がそれに当たると思われます。
なかなか一言で説明しづらい難しいメカニズムなので、詳細はこちらの記事か
ラジオアプリstand.fmでも解説しています!
「#79 界面活性剤フリーの「三相乳化法」ってなあに?」
田嶋先生直々の解説動画も!
ご興味のある方は是非覗いてみてください😊
3.「ヘヴンヴェール」を実際に使ってみた感想&口コミ
3-1.新感覚!みずみずしいテクスチャー
容器から出したばかりの時はごく普通のクリームなのですが、
伸ばし始めると、シャバシャバな状態になり、まるで乳液に!
非常になめらかに伸び広がります。
どんどんシャバシャバして化粧水のようになった後、すっと肌に馴染みます!
気持ちいい!!!♡
塗りたての表面は少しペタペタしていますが、5分ほど経つとベタつきはすっかり無くなります(^^)
さらさらする前にファンデを重ねると、密着力も高まりそうです!
確かに白浮きはしないのですが、ツヤ感というか、光沢感が出るのでマットやセミマットに仕上げたい方は下地やファンデでご調整ください!
3-2.ほんのり香るゼラニウム&オレンジ
香料として「ニオイテンジクアオイ油」「オレンジ油」が配合。
ニオイテンジクアオイというのはゼラニウムのことで、オレンジと合わさってスッキリとした香りです。
香りはほんのりなので、よっぽど香料が苦手でなければお使い頂けるはずです(^^)
3-3.耐水性と落としやすさを実験!
三相乳化法を採用していることから、再乳化しにくく耐水性の高さを実現しながら石けんでも落とせるというヘヴンヴェール。
実際そんなに都合のいい機能性を実現できるのか!?
科学者として、疑う気持ちを忘れずに実験してみました!笑
本商品はウォータープルーフなので水を弾く性質があります。
様々な洗浄料でこれを落とすと、皮膚は濡れるため、この状態を「クレンジング完了」と判断します。
まずは、ただ水に濡らしてみます!
ばっちり弾いていますね!
再乳化するO/W型の処方の場合は、この時点で濡れてしまいます。
次に、比較的洗浄力が弱いアミノ酸界面活性剤で洗った後、水滴を垂らしてみました。
弾きが観察されたため、これは日焼け止めが落ちていないということです。
次に、洗浄力が強い石けん系。
大きい水滴だとわかりにくいのですが、小さい水滴を見てみると弾いているように見えます。
保湿成分が多いマイルドなタイプの石けんを使用したためかもしれませんが、剤が石けん系でも残っているように思います。
そして最後に、ミルククレンジングで落としてみました。
水滴が広がって、「塗れ」が発生していますね!
しっかりクレンジングができています!
という訳で、「石けんで落ちる」とのことでしたが、ライトな洗浄では落ちない印象です。
日焼け止めがお手持ちの洗浄料で落ちるかどうか、このように実験をしてみると適切な洗浄料を選びやすくなりますよ!
是非やってみてください(^^)
3-4.敏感肌でも使える?
ノンケミカル処方や界面活性剤フリーなど、肌にやさしい訴求が多い本アイテム。
敏感肌の方は、ご自身のお肌に合うか心配ですよね。
私、ちょうどヘヴンヴェールをお試しする期間に医療機関でレーザートーニング受けまして、
いつものスキンケアが使えないくらい肌が超過敏な状態になっておりました😂笑
美容医療って、ダウンタイムが辛いですよね(´;ω;`)肌がガサついたり痒みが出たりして、泣きそうです(泣)
そんな私でしたが、ヘヴンヴェールは刺激感なく使うことができました✨
4.「ヘヴンヴェール」はどこで買えるの?
キャメロン&ガブリエル製品は、代表者の「販路拡大よりもお客様とのご縁を大切にしたい」という思いから、通信販売のみでお取り扱いされているそうです。
公式サイトやAmazon・楽天でも購入できるので、是非お手にとって使ってみてくださいね😉
5.「10個の無添加」と「9つの約束」について
本製品は『10個の無添加』を謳っており、
キャメロン&ガブリエルHPより引用
またブランドとしても「キャメロン&ガブリエル9つの約束」を掲げていらっしゃいます。
キャメロン&ガブリエルHPより引用
個人的には、いかなる成分においても配合量や処方によって効果も刺激性も変わるので、様々な『無添加』に対して意味を感じていません。
ところが、キャメロン&ガブリエルさんの場合には「安心の先にこそ、真の美肌が約束される」という考え方があり、
使用時の心理状態が肌へ影響する化粧品において、「安心して手に取れる」ということは必須という思いからお客様が懸念される成分を極力排除しているのだそうです。
確かに、普段から勉強をしていれば、例えば鉱物油やシリコーン、界面活性剤も含めて肌への影響は杞憂だと思えますが、
多くの方はそんな事実を知る機会は少なく、やはり「肌に優しいイメージ」を探されるのだと思います。
いくらこちら側から大丈夫だと言っても、ネガティブイメージ所以に手にとるきっかけを逃してしまうのはもったいないですよね。
キャメロン&ガブリエルさんは、成分やテクスチャー等、様々な綿で「化粧品を心地よく使う」にこだわったブランドさんなのだなあと感じました。
今回は、非常に高機能で使用感の良い日焼け止め「ヘヴンヴェール」の解析をしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
「三相乳化法」の解説記事まで含めるとかなりのボリュームとなりましたが、化粧品にはたくさんのこだわりと技術が詰まっていることを再認識させて頂きました。
キャメロン&ガブリエル様、貴重なご機会を頂きありがとうございました。
今シーズンお気に入りの日焼け止めとして、毎日使用させて頂きます😊❤
(参考文献)
「手肌にやさしい毛髪洗浄剤の開発」(アリミノ)<https://www.arimino.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/439168aff274d338f8c0b21a09b0a221.pdf> 2021/5/5にアクセス