30代以降の肌悩みベスト3に入る「シミ」。色々試してはいるけど、どうやって治せばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
実は、シミは種類によってするべき対策が異なります。
誤ったケアではお金や時間が無駄になるどころか、悪化することも。
今回は、シミの種類ごとに原因と対策法、最近わかってきた研究内容についても解説していきます。
<色白肌になりたい方の実践法!シリーズ 参考記事>
シミの種類は4種類!
シミの種類は、4つに分類できます。
中には、美白コスメが効果があるものと、ないものがあるのです。
また複数種のシミが混在している場合もあるので、セルフケアをする前にしっかり自分のシミタイプを見極めましょう!
1.老人性色素斑
※美白化粧品の効果があるシミ
いわゆる「シミ」とよくいうのはこのタイプです。
紫外線がよく当たる頬の高い所にでき、楕円形をしていることが多いです。
紫外線がトリガーとなってメラニンが生成されるため、シミの予防には大変効果的です。
初期段階の薄いシミにはメラニンの生成を抑制するような成分を含む美白化粧品が有効です。
既に定着してしまったシミや、皮膚が変形してしまっている箇所には効果は期待できません
※関連参照記事
メラニンが生成された後にお勧めな成分は、こちらをご参照ください!
還元によってメラニンの色を無くす成分と、ターンオーバー促進によってメラニン排出を促す成分がおすすめです。
どちらの成分を選ぶにせよ、肌のターンオーバー周期である28日間前後は最低継続期間です!
メラニンを含んだ細胞が排出され、メラノサイトが異常活性していない状態で生まれた細胞が表面化するために必要な期間だからです。
レーザーが有効と言われるのもこのタイプのシミですが、
シミ部位は慢性炎症状態でメラノサイトが異常活性していたり、血流量が優位に多く、赤味の影響が示唆されていたり、ターンオーバーが局所的に遅かったりなど、単にメラニンが蓄積されているだけの状態ではありません。
定着したシミは非常に複雑な要因が絡み合っているので、レーザーが必ずしも有効ではないと考えています。
2.炎症後色素沈着
※美白化粧品の効果があるシミ
虫刺されや怪我などによって肌が炎症を起こすと、これまた肌の防御機能が働いてメラニンを生成しようとします。
軽い炎症であれば、1年もすればターンオーバーにより自然とシミは無くなります。
美白化粧品を使用するのであれば、老人性色素班と同様にターンオーバーを促進する成分が有効です。
或いは、資生堂さんによく使われる4-MSKや花王さんによく使われるカモミラETは抗炎症作用があるので、こちらの成分も有効です。
3.肝斑(かんぱん)
※美白化粧品の効果がないシミ
ホルモンバランスが主な要因とされていますが、紫外線や摩擦刺激によっても悪化するシミです。
妊娠中やピルの服用時、更年期に好発します。
色調が均一なシミが額、眼周囲、頬部、顎下に多く見られ、左右均等であることが多いです。
発生個所によっては老人性色素班と混在している場合もあり、皮膚科医の判断も難しいことがあります。
対策としては内服薬がもっとも有効です。
最近の研究では、肝斑部位ではバリア機能の障害が起きていることが報告されているそうです。
逆に言えば、バリア機能が低下していると肝斑が出来やすい傾向も示唆されています。
注意点としては、肝斑はレーザーが禁忌ということです。
刺激によって悪化する懸念があるため、マッサージや過度な洗顔による摩擦なども要注意です。
4.雀卵斑(じゃくらんはん)
※美白化粧品の効果がないシミ
いわゆる”そばかす”と言われる種類のシミです。
雀(すずめ)の卵の模様と似ているため、このような名前が付いたようです。
形状は2~3mmの三角や四角形で、薄い茶色。
頬や鼻らへんに、散らばるようにできます。
原因としては遺伝的な要素が強いとされており、美白コスメは効果がありません。
紫外線の影響で色が濃くなるので、出来るだけ目立たなくするためには日焼け止めによる対策が必須です
レーザーによる治療が有効とされていますが、個人的にはオススメしません。
理由は老人性色素班の項で述べた通りです。
レーザー治療はメラニンを無色化しても、メラノサイトを破壊する訳ではありません。
(メラノサイトが壊れると、カ◯ボウさんの白斑問題のように、肌色の均一性が失われてしまい、危険です)
なので、紫外線対策が不十分であれば再発する可能性が大いにあるのです。
「そのようなリスクを負ってまで、高額なレーザー治療はしなくてもいいのではないかなぁ」という考えです。
ところで、私のお顔のシミはそばかすなので、レーザー治療を継続的にするか、抜かりなく紫外線対策をしない限り、改善しません
が、色素は局所的に光を集めやすいので、周辺に老人性色素斑を誘発しないためにも美白コスメ+日焼け止めで対策しています
また、そばかすは治らないとわかっているので、むしろ相棒くらいに捉えています
超高額な美白コスメを集中的に使うこともないですし、この肌をいかに美しく見せるか?が私の楽しみにもなっています。
シミの種類を4つご紹介しましたが、ご自身のシミの種類はわかりましたか?
このような記事を書いておいてなんですが…シミは早期対策が何よりも大切です
シミの種類を見極めることができると、最適なアプローチが出来るだけでなく、気持ちに余裕を持つこともできます。
皮膚科医などの病院に行くときには、予備知識を持ってしっかりカウンセリングしてれる先生を見つけてくあさいね♪
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