オススメ商品が見つかる『モノシル』にて、専門家として実際使用経験のある洗顔料・クレンジング料にコメントをさせて頂きました。
モノシルさん、独自のコスメ評価や基準を作り、話題の商品を評価していらっしゃいます。
洗浄成分もタイプごとに記載されていて(たくさんある洗浄成分をよくぞここまで!)
コスメ選びの基準がわからない方にもとてもわかりやすいサイトです。
洗浄力別、お悩み別、ドラックストア系などなど分類方法もわかりやすい!
一点、気になる点だけ私の見解を述べさせて頂きますね。
「避けるべき刺激成分・添加物」として合成着色料や合成保存料(パラベン類、安息香酸など)、鉱物油、酸化防止剤(BHT、ピロ亜硫酸Naなど)、シリコーン(ジメチコン、アモジメチコンなど)などなど
安全性にあまり問題の無い成分も記載されています。
- ✔合成着色料:ポジティブリストに定められている通り「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」に従う着色料しか使用が認めておらず、健常肌であれば刺激性の懸念はありません。
- ✔保存料(防腐剤):特にパラベン類はごく少量で効率よく防腐ができ、安全性のリスクは他の防腐剤より低い傾向があります。
- ✔酸化防止剤:挙げられているBHT、ピロ亜硫酸Naなどは製品を酸化から守るためにごく少量添加するだけで、肌に影響するほどの量は配合しません。
- ✔鉱物油:無極性で刺激の無い成分代表です。
- ✔シリコーン:反応性が低く、医療機器にも頻用される刺激が殆ど無い成分
化粧品はイメージと科学的なファクトが異なることがとても多いので、知っておくと良い化粧品の選択肢が増え、楽しくなりますよ^^
これを機に皆様にお勧めしたいのは、私の発信内容も含めて、情報を受け取るときはまず疑ってみることです!
「化粧品の専門家」といっても、スキンケアの専門家、メイクの専門家、基礎研究の専門家、マーケティングの専門家など様々。
専門外に触れる時は間違える時もありますし、視点によっては見解が異なることもあります。
私も講演を聴く時は、非常に著名な方であっても「その見方は確かなのかな?」と疑って調べることはよくあります。
一度勉強しても忘れてしまうことだってあります。その時はセミナー受講者さんだったとしても、ホットに勉強している方に気付かされることもよくあります。
その勉強が血となり肉となり、「自分らしい物の見方」が出来るようになるのです。
まとめサイトは読み手が負担なく理解出来るように、省略している内容も多くあります。
是非、一緒に興味を持って調べる癖を付けていきましょう!
参照するサイトは、出来るだけ学術的であったり、公的機関(厚労省や経産省の情報から役立つものも結構有ります!)の情報がお勧め。
化粧品技術者会や化粧品工業連合会のHPにも有用な情報がたくさんあるので、ここから勉強を始めて見るのも一つの手ですよ✌